成子天神社(東京都新宿区)
2025年5月
5月31日(土)友達と新宿で待ち合わせ。そのまま東京メトロ西新宿駅1番出口からわずか2分の成子天神社へ行ってきました。ここは七福神巡りしなくても七福神がいらっしゃるありがたい神社です。
そして、なんとここには木花之佐久夜毘売(このはなのさくやびめ)が祀られているということで、富士塚ととも興味津々!!
でもでも・・・天神様ということは菅原道真が主祭神の神社なんですよ。
謎ですねー・・・
あいにくの雨でしたが、お参りの間は雨も小降りでラッキーでした。
〒160-0023
東京都新宿区西新宿8-14-10
本殿
天神様(菅原道真公)
>>摂社<<
浅間神社
木花之佐久夜毘売
(このはなのさくやびめ)
水神社
水波能売命
(みずはのめのみこと)
鳴子稲荷神社
宇迦御魂命
(うかのみたまのかみ)
大神宮
天照大御神/天照皇大神
(あまてらすおおみかみ)
大鳥神社
日本武命
(やまとたけるのみこと)
七福神
恵比寿、大黒天、毘沙門天、
弁財天、布袋、福禄寿、寿老人
まずは千百年ほど前は、アマテラスを祀る神域だったそうで、903年に菅原道真公がなくなり、家臣の佐伯と斎宮がその徳を慕い、公の像を柏木村に持ち帰り祀ったことで後に家光公より柏木鳴子の地を賜り、天神社として社殿を創建した。
もともとは天照大御神から始まり、天神様から現在にむかって、時代の流れとともに様々な神様が勧請されて集まってきた神社です。鎮座する多様な神様たちを知ると、ここがとてもパワーのある神域であることが感じられます。
都会のど真ん中ビルやマンションで囲まれたこの場所は、都会の中の静寂を保つ神域なんだと感じることができますよ。
菅原 道真 公 (すがわらのみちざねこう) =天神様
平安時代中期に活躍した貴族・学者・政治家で、学問の神様として広く天神様として祀られています。藤原時平の策謀により、無実の罪で大宰府に左遷されました。亡くなって後は全国各地に天満宮が建てられ、学問成就や厄除けなどのご利益を祈願するようになりました。
木花之佐久夜毘売(このはなのさくやびめ)
日本神話に登場する神様で、父は大山津見神(おおやまつみのかみ)配偶者は天孫降臨で有名な邇邇芸命(ににぎのみこと)で姿美しい女神様。天皇家の系図に登場する重要な神である。別名がたくさんある。また富士山信仰との結びつきが有名だが、父が山の神だからなのか・・・その辺の富士信仰とのつながりは謎。神話では出産時に火の中で3人の子を産んだことも関連しているのかもしれない。また、邇邇芸命(ににぎのみこと)との婚姻の際に大山津見神は、木花之佐久夜毘売の姉で石長比売(イワナガヒメ)を邇邇芸命に嫁がせようとしたが、邇邇芸命は美しい木花之佐久夜毘売だけを娶った。そのせいで神の寿命は、人間のように短くなったという神話が描かれている。
成子天神社写真の順
参道→赤鳥居→ご由緒書き→手水社→神門(風神雷神)→本殿→撫牛
摂社他の写真
大神宮→鳴子稲荷神社→三つ鳥居井戸→水神社→浅間神社→木花之佐久夜毘売→富士塚由緒書き→富士塚
富士塚は大正9年(1920年)、境内の小山に富士山の溶岩が運ばれて築かれた。新宿区登録文化財になっている。霊峰富士・・・この日は雨でちょっと怖かったので上らなかったけど、頂上まで登ることもできますよ。
七福神他写真
布袋和尚→寿老人→福寿老→弁財天→毘沙門天→大黒天→恵比寿→おもかる石由緒書き→おもかる石
その他写真
狛犬→夫婦公孫樹(めおといちょう)→成子天神社案内
おまけ・・・
成子天神社は新宿駅からも歩いてもいける。(今回は電車つかいましたが)
帰り道は新宿まで歩きました。西新宿からの帰り道にSOMPO美術館があるので、寄り道していくものよいかと思う。この日は藤田嗣治展をやっていたが、ここにはゴッホの「ひまわり」が常時展示されている。
1987年、53億円という超高額で購入されたそうだが、この世界にひまわりを題材にしたゴッホの作品は十数枚あるといわれるが、その一つがここにあるので、帰り道に鑑賞するのもよいかもです。
虎狛神社(東京都調布市)
2025年5月
5月26日(月)深大寺の元三大師像(がんざんだいしぞう)の特別開帳へ行ってきました。その帰り道、深大寺とも縁のある虎狛神社へ足を延ばしました。
虎狛神社は延喜式内社で、崇峻天皇の時代588年に大歳御祖神(おおとしみおやのかみ)=神大市比売 (カムオオイチヒメ)を勧請し創建された神社だが、のちに深大寺を創建した満功上人の祖父母が祀られ、深大寺の守護神とした。(「深大寺縁起」より)その後750年には虎狛神社の別当、祇園寺で父母が祀られるようになる。
神大市比売を祀る神社は多くないので、この地に祀られていることも興味深いので、寄り道してみました。
〒182-0016
東京都調布市佐須町1丁目14−3
本殿
大歳御祖神
(おおとしみおやのかみ)
相殿神
倉稲魂命
(うかのみたまのみこと)
本殿は調布市指定有形文化財となっており、覆殿によって本殿そのものは観ることはできません。文化財ですしね。
「虎」が社名に入っているのは深大寺を創建した満功上人の祖母の名が「虎」であっとことに由来するらしい。「狛」は祖父の住んでいた地が佐須村の旧名を狛の里(かしわのさと)でこの名がつけられたようだ。ただ、祖父母の痕跡は現在は社名のみである。ちなみに・・・「かしわ」は漢字では「柏」なので、「狛」をかしわと読んでいたのも疑問ではある。
虎狛神社の御朱印は、本務社である狛江の伊豆美神社で頂くことができるようです。
いずれ伊豆美神社へも参拝してみようと思います。
境内はシンと静まり返り、こじんまりとしています。文化財であり式内社であるので保存は大丈夫と思いますが、こういう歴史ある神社をひとつでも多く残していきたいものです。
注)由緒書きの写真が撮れていなかったので、ありません。(・_・;)
大歳御祖神(おおとしみおやのかみ)=神大市比売 (カムオオイチヒメ)
日本神話に登場する神様で、スサノオの2番目?の奥様で、父は大山津見神(おおやまつみのかみ)で、大歳神(おおとしがみ)=年神様と、宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)=稲荷神の二人の子を産んでいます。
農耕神・食料神として信仰されていますが、名に「神」を冠するのはなぜか・・・なにか意味はあると思うのですが謎。また「大」や「市」は、人の集まる市場ではないかとも言われています。ほんとうに古事記のスサノオ系統にしか登場しない神様で、二人の子供はとても有名な神様なので存在としてとても謎であります。
おまけ・・・
深大寺の元三大師像(がんざんだいしぞう)の特別開帳は、朝10時半ころで50分待ちでどんどん人が増えていきました。でもお姿を拝顔できたし、目の前でお経もよんでもらえて願い事もしてきました。
特別開帳記念の御朱印もありますので載せておきたいと思います。深大寺蕎麦をランチでと・・・深大寺から少し歩くと深水庵というお蕎麦屋さんがあり、そちらで天ざるそば食べてきました。(蕎麦は大盛りでも普通で盛りでも料金同じでお得かも)参考:https://chofu.com/shinsuian
蛇窪神社(東京都品川区)
2025年5月
令和7年(2025年)の干支は蛇年。
ということで、なんとか早い時期に行きたいと思っていた神社に行ってきました。まずまず爽やかな日。情報番組(T.V)などで神社の外まで行列になって入れないほど年明けの込み具合が話題になっていたので少し人気がおさまってから行こうと決めていましたが、相変わらず人は多かったです。そんなに並ばずに参拝できたのはラッキーでした。白蛇様がいっぱいおられました。
〒142-0043
東京都品川区二葉4-4-12
本殿
天照大御神
天児屋根命(あめのこやね)
応神天皇
白蛇辨財天社
市杵島姫神(いちきしまひめ)
田心姫神(たごりひめ)
湍津姫神(たぎつひめ)
蛇窪龍神社
蛇窪龍神
ご利益は、良縁・財運・病気平癒・心身清浄・立身出世。
拝殿から右に白蛇様の夫婦がおられるので撫でて開運を願いましょう。蛇窪龍神社では7匹の白蛇と8匹目の白龍を言い伝えで再現。(今回は入ることができませんでした)白蛇辨財天社では、銭洗所があるので、財運隆昌を願うとよいかもですね。他にも愚痴壺や不要なエネルギーを払う親子岩など、お祓い系のご利益が盛りだくさんです。
参考)
天児屋根命(あめのこやねのみこと)
日本神話に登場する神様で、アマテラスが岩戸に隠れたときにフトダマとともに祝詞を奏上しました。あの中臣氏(後の藤原氏)の祖神であり春日大社などでお祀りされています。
私の疑問と考察
蛇窪神社の本殿にはアマテラス・アメノコヤネ・応神天皇と、組み合わせとしてはどういう意図での勧請なのかな・・・と感じました。もとは白蛇様のご利益で建立されたようなので、本殿の神様は応神天皇が鎮座することから武家時代の八幡信仰もかかわっているのかなと考えてみました。
上野東照宮(東京都台東区)
2025年4月
桜の季節に行きたいな。と思っていた上野東照宮に行ってきました。
運よく桜満開宣言から4日目。お天気もよくお花見も兼ねることができました。東照宮といえば日光でありますが、上野東照宮も1651年からその姿は戦争や震災にも倒れることなくこの地にある文化財です。江戸時代の神社といえば、武家の家が奉納している銅・石灯籠も見どころです。(が、今回花見の時期で燈篭をじっくりと鑑賞は無理でした(;^_^A)牡丹苑も季節ではありましたが、今回はなしで・・・
〒110-0007
東京都台東区上野公園9-88
本殿
徳川家康公
徳川吉宗公
徳川慶喜公
栄誉権現社
御狸様
ご利益は、出世・勝利・健康ということだが、さすが家康公を祀るだけあって強運をもたらしてくれるらしい。歴史ある建造物、奉納物をみることができます→→→
<透塀><銅燈篭><石灯篭><栄誉権現社><大石鳥居><神楽殿><大楠><ぼたん苑>。また、本殿と唐門の金色殿は「さすがっ!」という感じです。
参考)
御狸様
四国八百八狸の総師で、江戸時代はには大奥に安置されていましたが災いをもたらしたそうで、大正に東照宮に寄贈されてから災いがなくなったと言われているようです。他を抜く狸ということで強運開祖、必勝の神様として信仰されています。
観光マップとパンフレット